フユシャクの多くは雑木林にいる。ならばたとえば冬の畑には何がいるだろう。というわけで、2月の良く晴れた日に、自宅横に借りている畑で虫を探してみた。
とにかくよく目につくのはクモ。とても数が多い。形から判別するとコアシダカグモだろうか。でも自信はない。とにかくクモは種類が多い。
いずれにせよクモが多いということは、その獲物となる小さな虫も多くいるということを意味する。僕は畑を歩き回る。夏のように雑草が生い茂っているわけではないから探索はしやすい。でも見つからない。
予想では越冬をする虫の代表格であるテントウムシは、大量に見つかるはずだった。落ち葉の下や枯れ枝の下などで、彼らは大量に群生している。でもこのときは見つからなかった。落ち葉の下にいたのはワラジムシとダンゴムシだ。
この仲間については、いずれこの連載でもちゃんと取り上げたい。現在世界で1500種が知られるワラジムシの仲間は、日本でも100種ほどが知られているようだが、実際には400種以上棲息しているとの説もある。つまり専門的に調べる人が、これまであまりいなかったのだ。
今は専門の研究者も少しずつは増えてきたようだが、やはりまだまだ少ない。まあそうかもしれない。生物学を志す人はそもそもそう多くはないだろうし、ワラジムシやダンゴムシを研究したいと考える人が少ないということは当たり前との見方もできる。
畑の周囲の雑草エリアに足を進める。夏ならば背丈ほどの雑草が生い茂る場所だけど、冬場の今は、せいぜいがくるぶしまでの高さの雑草が生い茂るばかりだ。何気なく足を進めていたら、何とバッタを見つけた。