肩書きは「映画監督・作家」だけど、映像制作と執筆だけで食っているわけではない。他にも依頼があればいろいろやっている。その意味では受動的で潜在的なフリーターに近いと内心では思っている。
昨年から早稲田大学で教えている。こちらの肩書きは「客員教授」。五年かかって最低の成績でやっと大学を卒業して、しかも卒業後は就職せずにまさしくフリーターになっていた自分にとって、この肩書きはあまりに分不相応すぎてとても申し訳ない。謙虚さも度を過ぎれば嫌味になることは承知しているけれど、子供のころからの性分だから仕方がない。だから大学では、いつも下を向いて歩いている。