●音が鳴らない。
[組み立てを確認]
スイッチレバーは正しい位置に取り付けられていますか? アンテナとコードは正しく取り付けられていますか? 電池ボックスのコネクタが回路にしっかりはまっていますか? それらをしっかり確認しましょう。
[スピーカーのコーンを確認]
スピーカーの透明部分は振動して音が出るところです。指で押したりしてへこんでいるときれいな音が出ないことがあります。もし、へんこんでいても、ほとんどの場合、セロハンテープの接着面を使って引き出すことができます。
[新しい乾電池かどうか確認]
乾電池の電気がない場合は新しい乾電池と交換しましょう。電池を入れる際には、その向きに注意してください。また、テルミンは音が鳴っていないときでもスイッチがONだと、電池を消費してしまいます。使用していないときはスイッチを切り、電池をはずしておきましょう。乾電池の電圧が全体で5.1V以下になると安定した音が出にくくなります。その場合は、新しい乾電池と交換しましょう。
[スピーカーのコードを確認]
スピーカーからコードが取れてしまったときはハンダで付け直しましょう。
[スピーカーを取り付けているねじを確認]
スピーカーを取り付けたねじの位置を確認しましょう。下の右の写真のようにとめると、スピーカーのコイルにつながる細いウレタン線が断線してしまう可能性があります。もし、断線してしまった場合は、編集部までご連絡ください。
●うまくチューニングができない。
チューニングには微妙な調整が必要です。チューニング棒を回す力を弱めてみましょう。本誌66ページ左下の「チューニング棒を回すコツ」を見ながら、根気よく調整し直してみてください。
●チューニングをしてもゼロポイントが安定しない。
テルミンの周りに動くものがないか確認しましょう。本体の近くで電気を通すものが動いていると音が変化してしまいます。チューニングをするときは、なるべくそれらのものを遠ざけてください。また、テルミンは温度や湿度の影響も受けやすいものです。回路の状態が安定するまで、2~3分ほどスイッチを入れたままにして、そのあとで再びチューニングをしてみましょう。
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