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大人の科学メールマガジン No.16 平成15年5月22日発行
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こんにちは。学研の湯本です。昨日、一昨日と、2日続けてTBS系のブロードキャ
スターという番組の取材を受けました。放送日はまだ未定ですが、近いうちに放送さ
れると思います。もし、ご興味ありましたらぜひご覧ください。
さて、いよいよ、電子ブロックの拡張キットの発売日などが決定いたしました。
- Contents -
01 -学研電子ブロックEX-150復刻版 拡張キット 光実験60 発売日決定
02 -学研電子ブロックEX-150復刻版 拡張キット 光実験60 先行予約について
03 -学研電子ブロックEX-150復刻版 拡張キット 光実験60 開発秘話(1)
【01】……………………………………………………………………………………………
学研電子ブロックEX-150復刻版 拡張キット 光実験60 発売日決定
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お待たせいたしました。ようやく、発売日、価格が決定いたしました。
大人の科学 Vol.7A
学研電子ブロックEX-150復刻版
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┃拡┃張┃キ┃ッ┃ト┃ ┃光┃実┃験┃60┃
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2003年7月18日発売
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価格:5900円(税別)
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・本体の画像はこちら
http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/mailnews/img/hikari60naka.jpg
・パッケージの画像はこちら
http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/mailnews/img/hikari60hako.jpg
【02】……………………………………………………………………………………………
学研電子ブロックEX-150復刻版 拡張キット 光実験60 先行予約について
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さて、今回は、このメールマガジンを読んでいただいているお客様だけに、先行予
約を行います。
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2003年6月18日(水)
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午前10時受付開始
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2003年6月22日(日)まで
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前回、EX-150復刻版の先行予約の時には、製造台数が少なすぎて大変ご迷惑をおか
けいたしました。今回は、十分な初回製造数を用意しましたので上記期間中にご予約
いただければ、皆様にお届けできると思います。
6月18日に予約ページのURLを掲載したメールをお送りしますので、いましばらく
お待ちください。
ご予約いただきました商品につきましては、下記の販売内容となります。
┏━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃お支払方法 ┃「代引き」もしくは「クレジットカード」 ┃
┃ ┃ (VISA,Master,JCB,AMEX)
┃
┣━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃手数料 ┃ 無料(送料、代引き手数料等一切不要です) ┃
┣━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃お支払い金額 ┃ 6195円(本体価格5900円+消費税295円) ┃
┣━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃発送日 ┃ 2003年7月14日(予定) ┃
┃ ┃ *この日に弊社から宅配便業者に商品を渡します┃
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6月23日(月)からは、学研オンラインショップのほか、各社のオンラインショッ
プでも予約が開始されます。こちらの情報も随時お知らせする予定です。
たくさんの皆様のご予約をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。
【03】……………………………………………………………………………………………
学研電子ブロックEX-150復刻版 拡張キット 光実験60 開発秘話(1)
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さて、何人かの読者の方から「もっと裏話的な話を聞かせて欲しい」というリクエ
ストをいただきました。ようやく量産体制に入ったところですので、これから何回か
に分けて、開発秘話をお届けすることにします。
今回の拡張キットは、その名の通り「光」に関する実験をテーマとしています。ブ
ロックにも、赤色LED、緑色LED、フルカラーLEDの3つのLEDが含まれています。この
うち、フルカラーLEDが、今回一番苦労したポイントでした。
フルカラーLEDは、1個のLEDにRGBの3つの素子が含まれています。そのため、
「+」「R」「G」「B」の4本の足がブロックから出ています。この素子は、下記のよ
うに電流を流すことによって、それぞれの色の素子が発光します。
+→R
+→G
+→B
ここに直接6Vを流すとLEDが壊れてしまうので、抵抗を使うのですが、3つの素子
に同じ値の抵抗をはさんで、同じ電流を流せば、RGBの3色が均等に発光して、その
結果白く見えるはずです。ところが、これがどうして、なかなか白になりません。
これは、フルカラーLEDの特性によるものです。つまり、+→R、+→G、+→Bに同じ
電流を流しても、それぞれの明るさが微妙に異なるのです。すると、色がすこし赤
くなったり、青っぽくなったりして、「白」と言い切れない色になります。
これをクリアするために、まずLEDを選ぶ作業にだいぶ時間がかかりました。理論
どおりに完璧に均等に発光するLEDなど存在しないのはわかっていますが、なるべく
理想に近いものを探すのに結構苦労しました。結果選んだものも、3色に同じ抵抗
値を設定すると電流のばらつきによって白く発光しません。そこで、RGB毎に最適な
抵抗値を選んで、これで多くの人が「白」と認識できるというレベルにまで調整した
わけです。マニュアルにもその抵抗値が指示してありますので、ぜひマニュアルを確
認してみてください。さりげなく指示してある抵抗値ですが、実は裏ではかなり苦労
したポイントです。
さて、今回の拡張キットも中国での生産となるのですが、今回は中国との開発現場
と何度もキャッチボールをしながら開発を進めていきました。その過程で、日本と中
国の「色」についての認識の違いが明らかになりました。この「日中色問題」につい
ては、次回にご紹介したいと思います。
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(株)学習研究社
科学学習編集部企画開発室 湯本博文
e-mail:otonanokagaku@gakken.co.jp
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