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大人の科学メールマガジン No.31              平成16年2月6日発行
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 学研の湯本です。こんにちは。メカモ第一弾のクラブの開発もほぼ最終段階に入っ
てきました。今回はパッケージのほぼ最終の画像と動画もごらんいただけるようにな
りました。

- Contents -
  01 -「クラブ」のパッケージ画像と動画を公開!
  02 -「メカモ」ヒストリー(3)
  03 -新「メカモ」のポイント
  04 -当メルマガ読者だけの先行予約決定!


【01】……………………………………………………………………………………………
  「クラブ」のパッケージ画像と動画を公開!
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 4月17日に発売が決定したシリーズ第一弾の「クラブ」のパッケージ画像と動画を
ご覧いただけるようになりました。パッケージは、学研電子ブロックEX-150復刻版
と同じ大きさですが、今までの大人の科学シリーズのテイストとはかなり異なったデ
ザインにしてみました。どうぞご覧ください。

メカモ「クラブ」パッケージ画像
http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/mailnews/img/m_pack1.jpg

 動画に写っているクラブは、まだ赤外線リモコンが実装されていないものでして、
実はコードを引きずって歩いているのですが、この動画ではほとんどわからないと思
います。これまでご紹介してきましたように、本体があまり上下動せずに滑らかに横
に動くのを見ていただけると思います。

メカモ「クラブ」動画

=>for WindowsMediaPlayer
http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/mechamo/crab_h.asx(ブロードバンド用)
http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/mechamo/crab_l2.asx(ナローバンド用)

=>for RealPlayer
http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/mechamo/crab_rph.ram(ブロードバンド用)
http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/mechamo/crab_rpl.ram(ナローバンド用)


【02】……………………………………………………………………………………………
  「メカモ」ヒストリー(3)
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 前回のメールマガジンでは、メカモの商品化を命じられた石山さんが、富谷さんの
研究所に入門するところまでお話いたしました。今回はそこから学研の商品として発
売されるまでのお話をしたいと思います。

*今回はじめてお読みいただく方はぜひバックナンバーもご覧ください。
http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/mailnews/vol029.html
http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/mailnews/vol030.html

 突然メカモの開発担当を命じられた石山さんは、相模原にあった富谷さんの研究所
に入所し、メカモの設計を学ぶことになりました。研究所の近くにアパートを借りて
毎日研究所に通い、朝から晩まで開発に没頭したそうです。このアパート代は学研が
負担しましたが、まだコンビニも無い時代ですから、毎日の生活にはかなり不自由し
たそうです。

 会社のお金でアパートまで借りてもらって仕事として開発するわけですから、何が
何でも商品化しないといけません。そのプレッシャーは相当だったそうです。特に週
に1度くらいは学研の上司が進行のチェックにやってくるのが、一番憂鬱だったと聞
いたことがあります。

 富谷研究所では、まずリンク機構の勉強をしつつ、富谷さんが手作りで作ったメカ
ニマルを参考に商品化に向けた図面を書き始めました。図面を書いては富谷さんの指
導を受け、書き直す。ひたすらこれの繰り返しを2年間ほど続けたそうです。

 図面を起こすといっても、富谷さんが作ったものを正確に図面に起こすわけではあ
りません。量産して商品として発売するわけですから、量産化を念頭において、組立
てができないような部分は構造を変えたりしていくわけです。つまり、元のメカニマ
ルは富谷さんの手作りでしたが、石山さんが量産化を念頭において設計した段階で、
「学研のメカモ」が誕生したというわけです。

 こうして、昭和46年(1971年)10月、最初のメカモの図面が完成したのでした。石
山さんの手元に残されていた最初のメカモの図面の日付は下記のようなものでした。

昭和46年10月 インチウァーム
昭和47年3月 ヘビ
昭和47年4月 ステップドーザー
昭和47年8月 スパイダー
昭和47年10月 モノレール
昭和48年1月 センチピード
昭和48年2月 クラブ、ジャンパー
昭和48年2月 ミニメカモ5点(ヘビ・カエル・イカ・カブトムシ・シャクトリムシ)
昭和50年12月 メカニマル3

 最初の図面が完成してから、それこそ怒涛のごとく新作の図面が完成しています。
このときの石山さんの活躍ぶりが想像できます。

 当初メカモは小学校高学年向けの商品として開発されました。ところが、発売して
みると、中学生から高校生あたりが中心ユーザーでした。子供向けとしては割と組み
立てが難しかったため、小学生にはうまく組み立てられないケースが多く、「動かな
い」という問い合わせが会社にもたくさん寄せられたのです。また、町の模型屋さん
に持ち込まれて修理を依頼されるというケースも多く、当時の町の模型屋さんの中に
は、メカモの修理に習熟した方もいらっしゃったそうです。

 そこで、少し組立てを簡単にしたミニメカモというシリーズが企画されました。昭
和48年に作られた図面がこのシリーズで、部品点数を大幅に減らして価格も安くした
ものでした。

 このようにして、昭和47年(1972年)7月に第一弾が発売されたメカモシリーズは
大ヒットし、多い月は月間3万個を出荷したのでした。ところが、好調だったメカモ
シリーズに思わぬ試練が待ち受けていました。それは日本全体を襲ったオイルショッ
クだったのです。
(以下次号)


【03】……………………………………………………………………………………………
  新「メカモ」のポイント
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 今回のメカモが全くの新設計であることは以前もお伝えしました。大きな変更点は
これも以前お伝えしたように、本体が1.5mm厚のアルミになり、軽くて丈夫になった
こと(以前は0.7mm厚の軟鉄)と、コントローラーが有線ではなく赤外線を使用した
無線式になったことです。

 これ以外の重要な変更点として、ネジ止め形式とリベット使用によるネジ数の削減
などの変更があります。。

 上のヒストリーに書きましたように、以前のメカモは組み立てるのが比較的難しく
組み立てた結果動かないということがありました。これは、組み立てミスや、配線の
接触ミスであった場合が多かったのですが、ネジの間に入れる部品を忘れたまま締め
すぎて動かないというケースも割と多かったそうです。

 当時のメカモのネジ部は、全てナットとの組み合わせだったため、可動部のネジの
扱いが難しく、その結果動かないということが起きやすかったようです。今回は、ネ
ジの形式を変更して、組み込みをやさしくしたことにより、誰でもミス無く組み立て
ることができるようになったと思います。さらに、一部はリベットによりあらかじめ
接合させることも行いました。このような改良により、クラブのビス止め箇所は以前
の約3分の1に減っています。細かい部分ですが、非常に重要な変更点です。


【04】……………………………………………………………………………………………
  当メルマガ読者だけの先行予約決定!
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 さて今回は当メールマガジンを読んでいただいている読者の皆様限定で先行予約を
行います。さらに、先行予約特典として特別価格でのご提供をいたします。

 予約方法は、3月15日にメールでお知らせいたします。この時点でメールマガジン
にご登録が無い場合は、先行予約のご連絡が届きませんのでご注意ください。

 「クラブ」
=> http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/mailnews/img/m_kani.jpg
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  ┃先行予約期間 ┃平成16年3月15日(月)〜3月21日(日)まで ┃
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  ┃お支払方法  ┃「代引き」もしくは「クレジットカード」   ┃
  ┃       ┃(VISA、Master、JCB、AMEX利用可能)     ┃
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  ┃予約特典   ┃通常価格5980円(税込)のところ       ┃
  ┃       ┃ 先行予約特別価格5400円(税込)      ┃
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  ┃お支払い金額 ┃5400円(本体5143円+消費税257円)      ┃
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  ┃発送日    ┃ 平成16年4月13日頃予定          ┃
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*発送地域は日本国内のみとなります。
*離島などの一部地域では代引き配送をご利用いただけません。ご了承ください。
*商品の破損、不良の場合の返品はお受けいたしますが、それ以外のお客様理由に
よる返品はお受けできません。あらかじめご承知ください。

 今回の先行予約は特別価格でのご提供のため、数量限定とさせていただきます。予
定数量に達した段階で期間中でも予約を中止させていただくことがございます。また
メールマガジンの読者限定とさせていただきますので、予約時点でメールマガジンに
メールアドレスのご登録が無いお客様には予約をお断りする場合がございますので、
ご了承ください。(予約申し込み時に、メールマガジンに登録されているメールアド
レスをご記入ください)

 尚、他のオンラインショップ、店舗では3月18日(木)から予約が始まります。


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(株)学習研究社
科学ソフト開発部教材企画開発室 湯本博文
e-mail:otonanokagaku@gakken.co.jp

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