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大人の科学メールマガジン No.63             平成17年8月17日発行
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 こんにちは。学研の湯本です。今年は、故・糸川英夫博士がペンシルロケットの実
験に成功してから50周年という節目の年ということをご存知でしょうか。間もなくこ
れを記念したイベントがあります。私もちょっと協力しておりますので、お知らせい
たします。


- Contents -
  01 -ペンシルロケットフェスティバルについて
  02 -大人の科学マガジン次号付録のプラネタリウムについて


【01】……………………………………………………………………………………………
  ペンシルロケットフェスティバルについて
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 今から50年前、日本で初めてのロケット打ち上げ実験が行われました。開発したの
は故・糸川英夫博士。「ペンシル」と呼ばれた僅か20数センチの小型ロケットの発射
実験は、上に飛ばすのではなく水平に飛ばす実験でした。

 ペンシルロケットの開発経緯については、JAXA(宇宙航空研究開発機構)のホーム
ページに詳しい記述がありますので、そちらをご覧ください。

ペンシルロケット物語
http://www.jaxa.jp/news_topics/column/special/index_j.html


 このペンシルロケット50周年を記念したイベントが、「ペンシルロケットフェステ
ィバル」です。8月19日(金)に、千葉県の幕張メッセにてイベントが行われます。

ペンシルロケットフェスティバルホームページ
http://www.jaxa.jp/pencil50/index_j.html

 会場では、50年前の水平発射の再現実験が3回行われます。先日、野口宇宙飛行士
のスペースシャトル搭乗が連日テレビをにぎわして、宇宙がまた身近に感じられてい
ると思います。お近くにお住まいでしたら、夏休みにお子様とお出かけになるのもい
いのではないかと思います。

 実は、私たち学研もこのイベントに協力しておりまして、会場内でちょっとした親
子工作教室などを行います。このイベントの講師は、大人の科学マガジン編集部スタ
ッフに任せておりますが、私も会場にはおりますので、どこかで皆さんとお会いでき
るかもしれません。


【02】……………………………………………………………………………………………
  大人の科学マガジン次号付録のプラネタリウムについて
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 大人の科学マガジンVol.08をお求めいただいた方は、次号予告に掲載しましたので
すでにご存知と思いますが、9月26日発売予定のVol.09には、あのメガスターを開発
した大平貴之さん監修のプラネタリウムが付録につきます。

メガスター 大平貴之さんのホームページ
http://www.megastar-net.com/

 ちょうど、セガトイズさんと大平さんが共同開発した家庭用プラネタリウム・
HOMESTAR(19800円)も発売されました。HOMESTARは予約が殺到してかなり待たない
と入手できない状態のようです。値段は全然違いますが、実は私たちのプラネタリウ
ムも、なかなかの仕上がりになっています。Vol.8の予告をご覧いただいた方からの
お問い合わせも多数いただきましたので、ここで次号の付録について少しご紹介する
ことにします。
 付録のプラネタリウムは、ピンホール式のプラネタリウムです。ペット素材にシル
ク印刷で約1万個(7等星まで)の星をプリントしました。通常肉眼で見える星は5000
〜6000個(6等星まで)とされていますが、メガスターのコンセプト同様、肉眼で見
えるよりはるかに多い数の星が投影できます。この原板データはもちろん大平さんの
手によるものです。


付録による星空の投影
http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/mailnews/img/63-planetarium.jpg

 実際にスタジオで星を投影して撮影した写真です。写真左下に少し見えているのが
付録のプラネタリウム本体です。真ん中にオリオン座があるのがわかるでしょうか?


 セガトイズのHOMESTARとほぼ同時期に開発を行っていたのですが、大平さんのご意
向もあり、私たちのプラネタリウムは、通常のプラネタリウムの仕組みが体感できる
ような設計になっています。つまり、ドームに投影するものと近い仕組みが再現され
ているのです。四方八方に星が投影されますので、自宅の部屋で投影するだけで、
1万個の星に包み込まれるような感覚を味わうことができます。

 私も開発中に自宅で随分実験したのですが、部屋の天井、壁、床に合計1万個の星
を投影して、その中でじっとしていると、不思議と癒される感じがします。通常都会
地などで肉眼で見える星数よりはるかにたくさんの星ですから、見慣れた星座でも最
初はほとんどわからないのですが、目が慣れてくるとだんだん星座を発見することが
できます。私はこれを体験して、あの名作映画「2001年宇宙の旅」のボーマン船長が
最後に発する「My God! It's full of stars!」という言葉を思い出してしまいまし
た。皆様も是非この感覚を体験していただければと思います。

 発売は9月26日の予定です。あと1か月と少しで書店に並びますので、もう少しお待
ちください。発売日にはまたメールを差し上げる予定です。


(株)学習研究社
科学ソフト開発部教材企画開発室 湯本博文
e-mail:otonanokagaku@gakken.co.jp

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