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大人の科学実験村 第1回 アルミを溶かしてバーベキュー

夜は炉を囲んで酒盛り 実験村初日の締めは、炉を利用してバーベキュー!ビールを片手に焼き肉を味わう。さらに村の中にある温泉で、実験で張りつめていた気持ちと、肉体的な疲れを癒す…。これも醍醐味だ!
太陽のあるうちに、凹面鏡で料理だ! 翌朝より研磨開始 「輝け、ぼくらの凹面鏡!」

 翌25日の朝から、村民は交代でひたすら凹面鏡の表面を研磨し続けた。電動サンドペーパーで磨くのである。太陽光を反射させるには凹面の表面に人の顔が鮮明に映るほどにピカピカでなければならないし、反射光を一点にするには凹面に細かな凹凸があってはならない。滑らかツルツルそしてピカピカに、ネバー・ネバー・ネバー・ギブアップの根性と労力で研磨するしかないのであった。しかし、言うは易く行なうは難しだ。バイブする電動サンドペーパーを凹面鏡の表面に押し当て撫でていると、腕がしびれてくる。腰が痛み始める。一人が耐え得る研磨時間は、15分ほどか…。じゃあ、今度はわたしがと交代しながら地道かつ辛い作業が続いた。

 その間に他の村民は、溶かしたアルミでアクセサリーや第1回を記念して実験村のレリーフ造りに励んだ。根性を見せたのは村長湯本である。前日、ロクロ回転のときに、失敗の責任を西脇に負わそうとした、無責任上司のカケラもない。ひたすらもうひたすらアルミ凹面鏡を研磨し続ける。この日、50歳の誕生日を迎えた村長湯本の胸の内に、何か期するものが発生していたに違いない。アクセサリー作りをする村民に背を向け、湯本は研磨し続けたのだ。

 その間に他の村民は、溶かしたアルミでアクセサリーや第1回を記念して実験村のレリーフ造りに励んだ。根性を見せたのは村長湯本である。前日、ロクロ回転のときに、失敗ところが、ああ、なんということであろう。次第に日がかげり始めたのである。仕方がない、完璧な研磨には至っていないが、ここで作業中止。できるだけ太陽光の強いうちに、「焼き」に入るしかない。

11-12.金ダライのアルミ面より上をカット。ピカピカの凹面鏡に仕上げるべく、凸凹を削り、電動サンドペーパーと研磨剤でひたすら磨き上げる! アルミ缶の底を磨くと凹面鏡になる! 「ピカール」という市販の研磨剤でツルツルになるまで磨く! → 待つこと1分で着火! 煙草に火がついた!

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