まずはプラ板を切り出して、太陽電池の受け板と土台のパーツA,Bをつくります。土台A,Bとも上の穴はモーターの外径に合わせて空け、Aの下の穴(接続穴)はふろくのフレーム上部の軸の外径に、Bの下の穴はシャフトの軸径に合わせて空けます。このとき、上下の穴の中心距離(ピッチ)は、ピニオンギヤの半径と2段ギヤの半径を足した数値からモジュール値2つ分を引いて算出しますが、それだとギヤの歯がかたく噛み合い過ぎて動きが悪くなるので、モジュール値を気持ち少なめの値にして引くのがポイントです。たとえば作例では、歯数8のピニオンギヤと歯数65/12の2段ギヤを使ったので右上写真のようになります。
パーツが揃ったら、後は順に組み上げます。最初に土台Bの下穴に平リベットで2段ギヤを固定。土台Aの上穴と土台Bの上穴に樹脂パイプを差し込んでつなぎ、その中にピニオンギヤを取り付けたモーターを入れます。樹脂パイプにはピニオンギヤと2段ギヤ(大)が噛み合う部分に切り込みを入れてあります。最後に太陽電池を受け皿に乗せて、その下に土台A,Bを接着します。太陽電池とスイッチとモータを配線して完成です。
ふろくミニビーストには、フレーム上部から風車ととめ具を外し、土台Aの接続穴を差して取り付けます。
使用するパーツによってギヤ比やピッチなど調整が必要ですが、ぜひみなさんも色々工夫して改造してみてください。