今回紹介する「光の箱」は、子どもの夏休みの工作の宿題にもってこいの作品。難しい作業は一切なし。切る、貼るといった基本作業だけで、誰でも簡単にアート作品が作れる。光線にカラーセロファンで好みの色をつけ、ミラーフィルムに乱反射させて、トレーシングペーパーのスクリーンに写し出す。 光源や、光の方向を変えるたびに、いろいろな表情を見せる。単純なしくみながら、驚きの美しさをぜひ動画を見て、実際に作って体験してほしい。
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■PROFILE
松村泰三さん 1964年、青森生まれ。東北芸術工科大学情報デザイン学科助教授。第18回現代日本美術展大賞受賞など、受賞歴多数。光の箱を使ったワークショップを全国的に開催中。右は、surface[2](2006)。光だけで作られている実態のない彫刻。光の皮膜の色が刻々と変化していく。存在するものと見えるものの関係を考えさせられる作品。 松村さんのサイト |
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