●電源スイッチをオンにしても、LEDが点灯せず、電源が入りません。

乾電池の向き、各部の接触、真空管のあし曲がりがないか等を確認してください。念のため新品の乾電池でご確認ください。また、006P乾電池は、必ずマンガン乾電池をご使用ください。

●電源スイッチを入れるとLEDは点灯するが、音が鳴りません。

リッツ線等の接触を確認してください。リッツ線は、先端の半田部分（銀色）のみが通電します。銅色の金属部分は透明の被覆でおおわれており、接触させても通電しません。

●音量が小さい。

イヤホン線の接触、乾電池の電圧を確認してください。

●混信します。電波の弱い放送も聴きたい。

本体を回して電波の強い放送が最小になる方向を定め、アンテナ枠A、Bの角度が大きくなるようにアンテナ枠Bを回してから、バリコンでチューニングしてください。電波の弱い放送局が受信できたら、再度、電波の強い放送が最小になるよう本体を回します。

●高い周波数が聞こえません。

アンテナ枠A、Bの角度が大きくなるように、アンテナ枠Bを回してから、バリコンでチューニングしてください。

●低い周波数が聞こえません。

アンテナ枠A、Bの角度が小さくなるように、アンテナ枠Bを回してから、バリコンでチューニングしてください。

●電池の寿命は、どのくらいですか？

毎日1時間使って、約20日間使えます。電池切れが近づくと、音量がだんだん弱くなります。

●真空管が割れてしまいました。真空管のフィラメントが切れてしまいました。

下欄の「真空管1A2の追加注文の方法」を見て、ご注文ください。なお数に限りがありますので、なくなり次第終了となります。ご了承ください。

●ハウリング、または、発振しているようです。

本キットは感度を高めに設定しているため、電界の大きなラジオ局では「キーン」と高い発振音が聞こえる場合があります。その場合は、ピークを少しずらして受信してください。

●バンド切り替えスイッチのL、Hが効きません。

電界の大きな放送局が近くにあると、L、Hの違いがわかりにくい場合があります。そのときは、電波の強い放送が最小になるよう本体を回してからL、Hを選んでください。

●家の周りの電波が弱い。

補助のアンテナを作って実験してみてください。10メートル以上の太めの線を水平に張って、一端をアンテナ枠B（内枠）の巻き終わり（ペンで4本黒い線をつけたリッツ線）につないでください。また、アースをとることも有効です。アースは、アンテナ枠Ａの巻き始め（ペンで1本黒い線をつけたリッツ線）につないでください。

●真空管が明るく光りません。

本キットでは電池の消費を少なくするために、真空管には最小限の電流しか流していません。また、全体がプレートにおおわれているため、真っ暗な場所でプレートの切りかきからほのかに点灯が確認できる程度です。ご了解ください。

●真空管の頭が白い。

空気漏れの可能性があります。本誌に記載の方法で編集部までお問い合わせください。

●真空管の検査をしたい。

テスター抵抗レンジ（×10Ωレンジ以上）で確認できます。低いレンジ（×1Ω）での判定は絶対に行わないでください。真空管のフィラメント切れを招くおそれがあります。

●真空管1A2の相当品は何ですか？

1R5、DK91が使えます。

●リッツ線を切ってしまいました。

末端を半田上げすれば使えます。なお、リッツ線の半田上げは大変難しいので、半田の扱いに慣れた方がいれば、手伝ってもらった方がいいでしょう。適当な方がいない場合、本誌に記載の方法で編集部までお問い合わせください。

●リッツ線が余りました。

カットせずにウラ蓋の中におさめてください。

●リッツ線が足りなくなりました。

ゆるめに巻くと指定の巻き数に足りない場合があります。コイルのインダクタンスに余裕がありますので、ひと巻き程度少なくなることは問題ありません。そのままお使いください。

●回路基板上に傾いたり倒れた電子部品があります。問題ありませんか？

本体ケースへの干渉を防ぐため、一部の電子部品は倒してあります。性能への影響はありません。

●回路基板に電線が半田づけされているが、問題ありませんか？

性能改善のため、リード線を追加しました。回路的には正しい状態です。ご了解ください。

●「006P乾電池」の正式名称は何ですか？

「6F22」または「6R61」です。お店では、「006P乾電池」、「9V角型電池」、「9V電池」と指定した方がわかりやすいようです。