世界にひとつだけでのオモチャが完成したら、最後にプレゼンテーションの時間が待っている。どのようなオモチャなのか、わかりやすくビデオで説明して、YouTubeを通して世界に配信されているのだ。この動画が、なかなかテンポがよく、なおかつシュールで面白い。
まずは、カメラテスト。多くの人はカメラに慣れていないので、どうしても緊張し、照れてしまう。そこで土佐社長が、オモチャの特性を生かして、どうしたら面白くなるのか、カメラアングルの決定や演技の演出を入れる。
参加者は真剣に取り組むが、思ったようにオモチャが動いてくれないハプニングもあり、会場のクスクスといった声も、それはそれで味がある。
2009年1月の段階で、「オモケン」で作られた36ものプレゼンテーションビデオが公開されており、再生回数の多い作品ともなると、8万再生以上というから、その人気はなかなかのものと言える。
プレゼンが終わったら、参加者全員で記念撮影。最後には、自分のオモチャが印刷された特製ラベルと、収納できるオリジナルのダンボールのサプライズプレゼント。世界にひとつしかないオモチャを、まるで宝箱を抱えるようにして、参加者たちは家路に着いた。
「オモケン」は国内外問わず、100の作品が集まるまで、定期的に開催される予定とのことなので、工作に興味がある方、子供にかっこいいところを見せたい大人の方などは、一度ホームページをのぞいてみてはいかがだろうか。