マイキットと電子ブロックは、どちらもアナログ電子回路の基本を学ぶために開発されたものです。実験できる内容(ラジオ、アンプ、発振回路など)は厳密にまったく同じ回路ではありませんが、とても似たものとなっています。
両者の違いは実験方法にあります。
電子ブロックでは、ブロックの4つの端子を有効に利用するためにあらかじめ配線がなされています。それらのブロックを図面通りに置いていくだけで回路ができます。しかし、配線がすでになされているため、例えば10KΩの抵抗に2種類のブロックがありますが、それぞれは配線が違うため、単純に置き換えて使うことはできません。対しまして、マイキットの方は、部品同士を直接配線していきます。部品とつながったスプリングにリード線をはさむ形で、どんどんつないでいくことが可能です。そのため、電子ブロックよりも自由に回路を組むことができます。 |