現象 |
確認項目 |
確認方法と対策 |
始動が難しい |
ディスプレーサー |
ガラスシリンダー内を滑らかに動くか確認してください。動きが重い場合、スチールウールを転がすようにして少しずつ外径を小さくしてください。ガラスシリンダーを立ててディスプレーサーが抜け落ちる位の滑らかさが最適です。外径が小さすぎると始動性は良くなりますが、トルクが少なくなります。 |
ディスプレーサー |
ディスプレーサーと1mmステンレスシャフトにストローク方向のガタが無いか確認してください。ガタが大きいと始動不良やパワー不足の原因となります。あまり大きい場合は「ディスプレーサーを自作する」(別紙)に従って作り直してください。 |
コンロッドワッシャー |
まれに、ディスプレーサーシャフトとコンロッドの平行度にばらつきがある場合があります。コンロッド下のワッシャー(7mm)を外すことで改善することがあります。お試しください。なお、ワッシャー無しでも運転や耐久性に影響はありません。 |
シリンダー調整 |
ディスプレーサーとガラスシリンダーを外し、電池を使う調整法で再調整してください。適正な調整高さでは、ピストンが滑らかに往復運動します。 |
火力 |
火力が極端に小さいと始動困難になります。ガラスシリンダーの先端を覆う程度の火力が適当です。 |
回転が不安定 |
ディスプレーサー |
ディスプレーサー軸がスチールウールの中心がらずれている場合、出力が不安定になります。スチールウールの整形をしてから再組み立てしてください。 |
ガラスシリンダー |
ガラスシリンダー内にスチールウール等のカスが溜まると回転が不安定になります。ガラスシリンダーを外してクリーニングしてください。 |
ガラスシリンダー |
ガラスシリンダーのねじ込みに緩みがあると圧縮漏れから回転が不安定になることがあります。締めなおしてください。(締め過ぎに注意!指先でつまんで締める程度で十分です。) |
ディスプレーサー |
スチールウールの位置が悪いと出力が不安定になります。ディスプレーサーの上死点(一番前)でガラスシリンダー内面に接触寸前が適正位置です。 |
ディスプレーサーの軸 |
ディスプレーサーの軸が曲がると回転が不安定になる場合があります。曲がった場合は修正してください。 |
スチールウール |
スチールウールが長すぎると出力不足になる場合があります。60mmが標準です。万一、長い場合は、はさみで切って整形してください。 |
発電できない |
コネクタ、スイッチ |
スイッチのON、コネクタ外れを確認してください。 |
プロペラが回らない |
歯車 |
歯車が滑らかに回転するか確認してください。 |
クラッチ |
急なクラッチ操作はエンストの原因になります。クラッチを繋いだまま再スタートしてみてください。 |
走らない |
後輪軸 |
クラッチレバーをOFFの状態で滑らかに回るか確認してください。右後輪に回転力が伝わります。 |
前輪軸 |
前輪が滑らかに回るか確認してください。 |
前輪の傾き |
右後輪に動力が伝わってます。この車輪が浮いている場合は前輪固定部品の傾きが考えられますので、固定部品センターの7mmのワッシャーを外してください。浮きが直らない場合は、前輪ユニットを右前輪を上げる向きに少しずつ曲げてください。 |
アルコールランプの芯の動きが悪い |
芯台 |
上げ下げの繰り返しによって、芯にほころびが発生してスリップする場合があります。芯台を外し、芯の両端を持って強く引き伸ばしてください。ほころび部が堅くなって調子が戻ります。 |