このロボットは、プログラム・ディスクを通過する光の明暗を光センサー(CdS)で読みとり、その信号を左右のタイヤのモーターに伝えることで、動きを制御しています。(プログラム・ディスクと左右のタイヤを駆動させる、計3個のモーターはそれぞれ連動しています。)
スイッチを入れると、ディスクホルダーが回転し、プログラム・ディスクの目盛り部分がライトカバーの下を通過していきます。 (図1)
ライトカバー内部は、上面の発光ダイオードによって明るくなっています。明るさがかわらなければ、モーターは同じように駆動するため、左右のタイヤは同じ回転になり、ロボットは直進します。(図2)
黒く塗った部分がライトカバー内部を通過すると、光が遮断されます。このとき、基盤に組み込まれた光センサー(CdS)が働き、暗くなったことを感知します。(図3)
感知すると、塗ってある部分が内側なら右の、外側なら左のタイヤのモーターを停止させます。停止させる時間は塗ってある部分が光センサー(CdS)を通過する時間に比例します。(図4)
左のタイヤが止まれば右だけが作動して左折、右のタイヤが止まれば左だけが作動して右折となるわけです。(内、外両方が塗ってあれば、塗ってある部分が光センサーを通過するまで、停止しています。)
塗ってある部分が通過すると、再びモーターが駆動し、直進するわけです。
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