回路図は以下のようになります。
1)鉱石は上手に接触させると、ダイオードになる
2)しかし、当社の実験の結果、接触の仕方によっては鉱石がコンデンサとして、働く場合があることを確認した
3)もし、Tを挿入したいとき、鉱石がコンデンサになると下記のようにダイオードをコンデンサに置き換えた回路になる
4)このとき、上図には、検波部がないように見えるがトランジスタのベースとエミッタの間はダイオードそのものである
上図の回路は一般に「トランジスタ検波回路」と呼ばれている
5)このままでは鉱石がコンデンサとして働いたときにも、ラジオとして機能してしまう 鉱石の検波機能を明確にするために、トランジスタの検波作用を抑えアンプとしての機能に専念させたい
6)このため、コイル(T:(L2))を挿入しトランジスタへの電波を阻止し、トランジスタの検波効果を無効にした
7)下図のコイルとコンデンサの組み合わせは、一般にローパスフィルタを呼ばれている
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