電球が決まり、機構が固まったところで、本体のデザインを決めていく。パタパタ電波時計のデザインお願いしたユカイ工学の小島さんに、今回もお願いすることにした。いくつかのデザイン案の中から、見た目はもちろんのこと、組み立てやすさ、使いやすさ、さらにはコストを考えながら、しぼりこんでいく。恒星球の正十二面体の形は決まっている。最終的に決まった案は、恒星球の五角形をモチーフにした土台だった。架台をはさんで恒星球と土台が対称に近いスタイルになっている。電球のオンオフと回転のオンオフ、さらにはオートオフを実現するために、タクトスイッチを使用したスイッチ部分でアクセントをきかせるデザインとなった。デザイン図面と試作の現物をもとに、中国で金型の設計を始める。図面はメールでやり取りし、細かな修正を繰り返しながら、金型を彫り始める。すべての金型を彫り終わり、成型のテストが始まったところで、実際に中国工場でのチェックを行う。
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▲小島さんのこのデザインラフから、ふろくのデザインが生まれた。 |
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