まず、ATTACKとDECAYの役割をご紹介します。この2つのつまみは、音が立ち上がって音が消えていくまでの、いわば[音の山のかたち]を作りますが、その際の音の周波数(高低)を調整するのがPITCH ENVになります。これらのつまみを調整すると、おもしろい音色変化と多種多様な音作りができます。その一例として、「犬の鳴き声~猫の鳴き声~シンセ・パーカッション」の面白い音作りを紹介しましょう。それぞれの目盛り調整は、下記になります。
●犬の鳴き声=ATTACK2、DECAY2、PITCH ENV3、RESONANCE4。電極棒で低音のほうの音を出すと、犬が「ワウ!ワウ!」と吠えるような音になります。
●猫の鳴き声=ATTACK4、DECAY3、PITCH ENV3、CUT OFF 2、RESONANCE5。
●シンセ・パーカッション=ATTACK0、DECAY2、PITCH ENV5、CUT OFF 5、RESONANCE0。
このように少しずつ目盛りを調整していくことで、実に様々な音色を作りだすことができるのです。皆さんも実際にいろいろ試して、サウンド・メイクの面白さを実感しましょう。
(文=Polymoog:ELEKTEL/CTO LAB.)
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