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MARKIIで変幻自在にサウンド・メイク!

LFOでの音作り① ~矩形波と三角波の特徴~

矩形波での音作り

LFO WAVE矩形波の特徴

まずLFO WAVEを矩形波(スイッチを下)にしてみましょう。三角波(スイッチ上)の滑らかな揺れとは違った、角ばった揺れに変化します。まず、この矩形波の特徴を紹介します。動画のように、LFO DEPTHのつまみを右に左に回すと、リズミカルに音が高くなったり低くなったり、面白く変化していきます。
LFO DEPTHは、音の揺れの大きさを調整しますが、つまみを右へ回すと音の波が大きくなり、波の上下幅が変化します。目だって聴こえやすいのは音程の高いほう(波の上部)ですが、よく聴いてみると、同時に波の下の部分(低い音程)も変化しているのがわかります。つまり、つまみを右へ回すと、音の波が音程の高いほう・低いほうの双方とも変化していきます。このような繰り返しの効果を使って、第3回(3ページ)「シンセ・ベースをテクノ風に演奏」のような音作りや、また、駅のホームの発車ベルやエンジン音など、様々な効果音も作ることができます。皆さんもつまみを動かしながら、色々な音作りをぜひやってみましょう。

●動画の音色設定
LFO WAVE矩形波、LFO RATE1、LFO DEPTH0~10、CUTOFF10、DECAY10
※LFO DEPTHの目盛り0は、音の揺れが出ない状態です。

LFOでビブラート奏法

ビブラートはLFO WAVEを三角波に

この特集記事の第2回(2ページ)で、LFOボタンを使ってビブラートをかける演奏法を紹介しました。今回は、LFOボタンを押さずに、出した音にそのままビブラートがかかるやり方です。
LFOは音の揺れ(波)の調整をするところです。LFO WAVEは三角波(スイッチを上)にして、LFO RATE(揺れの速さ)とLFO DEPTH(揺れの深さ)は共に目盛り1。ビブラートの微妙な音の揺れが出る設定にしましょう。動画でご紹介したように、ビブラートが常にかかるので、音を長く伸ばしてメロディを弾く演奏に効果を発揮します。
LFO RATEとLFO DEPTHの調整は、つまみをわずかに動かしただけでビブラートのかかり方が違ってくるので、つまみを微妙に動かしながら音の変化を確かめましょう。

●動画の音色設定
LFO WAVE三角波、LFO RATE1、LFO DEPTH1、CUTOFF10、DECAY10

(文=Polymoog:ELEKTEL/CTO LAB.)

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