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MARKIIで変幻自在にサウンド・メイク!

RESONANCEで楽しむ過激な音作り

RESONANCEでの音作り

RESONANCEで音色を変化させよう

CUTOFF とRESONANCEは、どちらもVCFのパラメーターです。本機のCUTOFFはローパスフィルタで、設定した周波数より高い周波数をカットし、低い周波数を鳴らします。そして、RESONANCEは、CUTOFFで設定した周波数付近の信号を持ち上げて、「ミョ~ン」「ビョ~ン」といった、音色に強いクセをつけます。これは、設定した周波数付近をフィードバックし、共振(共鳴)させる働きによるもので、どんどん上げていくと、「ピー」というハウリングのような音色になっていきます。
今回は、このRESONANCE独特の個性的な音作りを紹介していきましょう。まずは、ノーマルな音色(シンセブラス)に、RESONANCEのつまみを回すとどうなるのか、動画を見てください。RESONANCEをかけると、独特な音色にがらりと変化するのがわかります。

●RESONANCEの音色効果
CUTOFF10(一番右)、RESONANCE 6、DECAY3、LFO RATE1、LFO DEPTH1
※ビブラートを出すためにLFOを少しかけてあります。

さらに過激な音色へとサウンドメイクします。LFOのつまみをどちらも最大付近まであげましょう。LFOの効果がプラスされ、金属的でもっと過激な音色に変化します。

●RESONANCE+LFO
CUTOFF5、RESONANCE 6、DECAY3、LFO RATE9、LFO DEPTH9
LFOは、音の揺れを調整するつまみです。LFO RATE=波のスピード、LFO DEPTH=波の振幅(深さ)です。これらのつまみを動かしながら、音色がどう変わるのかもいろいろ試しましょう。

VCF&LFOボタンでスクラッチ

パーカッシブな演奏が簡単に

本機の特徴であるVCFボタンを使うと、なんとDJのスクラッチのようなおもしろい演奏ができます。音色の設定は先ほど紹介したとおりですが、電源スイッチのところをGATEモードにし、VCFボタンを押すと音が出る設定にします。すると、動画で紹介したように、リズミカルに音を出したり切ったりすることができるので、スクラッチ風に演奏できますし、VCFボタンを微かに押すことで簡単にワウ効果も出すことができます。自分の好きな曲を鳴らしながら、リズムマシンの好きなリズムに合わせて、ぜひやってみてください。
また、VCFボタンの下にはLFOボタンがあります。このボタンを押すと、LFO DEPTHのつまみを調整することができます。例えば、LFO RATEを1~5にした状態で、LFOボタンを押すことによって、出している音を揺らしたり、ビブラートをかけたりすることができます。

(文=Polymoog:ELEKTEL/CTO LAB.)

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