明日、7月30日は『シンセサイザー・クロニクル』の発売日です。緊急連載と銘打ってはじめたこの連載も今回が最終回です。ふろくシンセの内容について、これまでいろいろな説明をしてきました。しかし、どんなに説明しても、やはり実際に音を出して、その音を変えてみなければ、わからないことがたくさんあります。ぜひとも多くの方にツマミをまわす楽しみを知っていただければと思います。
また、これまでにこの連載でお知らせしてきたとおり、削ってしまったパラメーターや搭載し切れなかった機能などたくさんのことがありますが、そこは明和電機社長のお言葉「ふろくが未完成なのが改造心をくすぐりましたよ」を真に受けて、読者の皆さんのオリジナルな音作り、オリジナルな改造、オリジナルな使用法を期待します。
最後に、SX-150という型番?の由来について。すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、大人の科学、あるいは学研の電子系の玩具には「学研電子ブロックEX-150」「学研電子ブロックFX-マイコン R-165」「マイキットMX-180」などの名称がついていました。今回のシンセサイザーもそれらの流れを汲む、“学研の電子工作系キット”の意味を込めています。子どもの頃こうした電子玩具に興味を持った方には、必ずや喜んでもらえるものと思っていますし、もちろんそうでない方にもシンセサイザーのおもしろさを知ってもらえると思います。
商品詳細ページもアップいたしました。ふろくに負けず劣らず力を込めて作った本誌の内容もご覧いただけます。これから先も『シンセサイザー・クロニクル』関連の特集ページをこちらのサイトに順次アップしていきますので、お楽しみに。
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